2021.05.28 スラックス
夏の主役は、パンツ!
足を少しでも長くスタイルよく見せつつ、快適なものだったとしたら
欲しいと思う方も多いのではないでしょうか!?
今回は、いきなり冒頭から、「 最高の夏用パンツ 」って事で
私の個人的な意見を、お伝えしてみたいと思います。
20年以上、仕事がらパンツ( スラックス )を毎日はいていますが
やっぱり作ってみて、気に入ったパンツを、知らず知らずのうちに
ヘビーローテーションさせている事に気づきます。
オーダーなので、多少の生地の伸縮に伴うサイズの微調整をしていますが
基本サイズは同じです。
では、何が違うのでしょう???
それは、ズバリ 「 生地 × 仕立て 」です。
そうお答えすると、やっぱりブランドなどの高級素材を
高級仕立てで作った贅沢仕様のパンツとか言うに決まってる…
そう思われる方が多いと思いますが、夏用パンツに限っては
いい意味で期待を裏切ってますので、ご安心ください!
とはいうものの、既製品よりは、少しお高くなりますが
「 翌年、ちょっと高かったけど良かった 」とリピートしてくださる方が
多いので、自信を持ってお伝えさせてもらいますね。
私のイチオシは、「 強撚ストレッチ素材 × ひざ裏なし 」
実は、素材違いで2本あり、どうしても1本に絞る事が出来ず
同率一位とさせてもらいました。
1本目は、強撚ストレッチ素材(JPN)です。
「 英国の伝統技術 」と「 真面目な日本のモノ作り 」の掛け算の末
出来上がった最高の生地だと思います。
スーツ仕立て上がり¥75,900(税込) パンツはスーツの40%になりますので、¥30,360(税込)
上記の写真は、夏用スーツなのに、ダブルブレステッドにブラウンカラー。
一般的に、秋冬のイメージが強い為、
これ夏用スーツですか!? って言われる度に、ニヤニヤしています。
( ちなみに、この生地は現行品ではありません )
ちなみに、その特徴は4つ
① シワになりにくい
② ナチュラルなストレッチ性
③ 優れた通気性
④ ヘビーな着用にも耐える、優れた耐久性
もう、4年着ていますが、全くつかれた様子もなくまだまだ着れます。
2パンツにする必要がないくらい丈夫なので、洋服屋泣かせに違いありません (汗)
もう1本は、強撚ストレッチ素材(ITA)です。
イタリア素材は、光沢があってしなやかだけど、耐久性に欠ける。
そんなイメージの方が多いのは、あらかた当たっているからです。
しかし、今回のイチオシ生地は、イタリアメイドにも関わらず
「 英国の伝統技術 」を感じるモノ作りをしているからです。
スーツ仕立て上がり¥110,000(税込) パンツはスーツの40%になりますので、¥44,000(税込)
特徴は、1本目とほぼ同じですが、さらに生地に表情があり
さすがイタリア。機能だけでなく、見た目の高級感もしっかり備わっています。
次に、「 ひざ裏なし 」の仕立てについてですが
これは、夏場汗をかくと、モモあたりの裏地が引っ付いて
気持ち悪い感じを大幅に軽減します。
ひざ裏なし ↑↑↑
ひざ裏あり ↑↑↑
通常の生地でこの仕立てを行うと、汗をかかない時は
サラッとしていいのですが、汗をかくとベタっとした感じが残り
イマイチなので、生地との相性選びが大事になってきます。
いかがだったでしょうか?
私が勝手にイチオシにしたパンツでしたが、スーツとして作るも良し
パンツ単品で作るのもいいと思います。
パンツの耐久性が高いと、初期投資が少し高いと感じても
長い目で見れば、気に入ったパンツが手に入って、さらに
お得に違いありません。
これから夏本番、縫製が1ヵ月以上かかりますので、逆算すると
いいタイミングでお伝え出来たのではと、手前味噌に感じながら
終わりたいと思います。
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