2021.06.10
ストレッチ素材の服を着だしたら、楽すぎて今までのスーツを
着る機会が減った・・・
そんな方も多いのではないでしょうか。
私もその中の一人、ストアマネージャーの河内です。笑
カジュアル製品は、ストレッチが当たり前になっていますが
オーダースーツ業界は、縫製の精度が下がる為、遅れているのが現状です。
オーダー業界は、近年ピチピチのタイトシルエットから、標準的な
ゆとり量のシルエットにトレンドが移行しています。
その為、生地が伸びなくても対応出来ていましたが
取扱いの生地も、ナチュラルストレッチやストレッチ、
ジャージー素材など、伸びるシリーズがやっと増えてきました。
さて、前置きが長くなってきましたが、ここからが本題です。
着心地がいいので、出来るだけ伸び縮みするスーツを買いたくなりますが
ここで、注意が必要です!
ゴムのように伸びる、ポリウレタンを入れた繊維は、デメリットもあるんです。
・耐久性が弱い
・劣化スピードが速い
・パンツのヒザがでやすい
いかがでしょう!?
雑誌などでは、お高いブランドがそのような生地を使って
製品を作っているのを見かけます。
使い捨て感覚であれば、メリットが大きいと思いますが
長く大事に着たい方にとっては、不向きな商品になってしまします。
反対にストレッチ素材でもオススメなのが、ウール100%のストレッチ素材です。
通常のスーツと同じように、ヒザも出なくて長く着れるんです。
一般的には、少し大きめに織り上げた生地を、ギュっと縮めて伸縮性を
出しているのですが、打ち込み( 糸の密度 )も多く、型崩れしにくく
安心して長く着てもらえます。
いかがだったでしょうか!?
同じストレッチでも、知ってると自身の用途にあったスーツを
手に入れる事が出来ます。
スーツを買う際は、着心地も大事ですが
長い目で考えて「生地の耐久性」も合わせて検討してもらえると
失敗しないストレッチスーツが手に入ると思います。