スラックスのタック、いる?いらない?

2020.05.12

スラックスのタック、いる?いらない?

コロナがやや落ち着きを見せ始め、気が緩みがちですが、

 

後で大変な状況に戻らない為にも、もうひと頑張り、3密を避けた、手洗いをすることを継続していきたいと思います。

 

ロードハウス 赤尾です。

 

 

 

さて、今回は、スーツでいうところの、スラックス。

 

単品だと、トラウザース や パンツ の『タック』について、お話したいと思います。

 

 

スーツにしても、パンツ単品を購入するにおいても、タックをどうするのか?と

 

考える機会もあるかと思います。

 

特にこれからの時期特に、ジャケットなしでお仕事をされる方も多いかと思います。

 

私どもでのオーダーも、パンツ単品も増えてきました。

 

 

では、パンツの『タック』とは?

 

 

 

そうです、これです。これが、タックなのですが、『タック』の役割はなんでしょうか。

 

タックを付けることで、腰回りやお尻まわり、もも周りにゆとりができ、動きやすくなります。また、パンツのラインが立体的になり、シルエットをキレイに見せることができます。

 

 

 

 

 

その為、古くからのトラディショナルなスタイルは、タックが一つ入った、『1タック』のパンツです。

 

 

 

では、タックがなくなると、どうなるのか?

 

つまり、『ノータック』ということですが、

 

 

 

今の主流のスタイルであり、全体的にタイトでスッキリとした、印象です。

 

タイトなスーツだけでなく、カジュアルジャケットなどとの相性もいいです。

 

 

お客様の中にも、スーツは『1タック』で、単品のパンツは『ノータック』で、とおっしゃられる方もいらっしゃいます。

 

クールビズなど始まれば、上下揃ったスーツで着ない時などは、ほんの少しカジュアルっぽくしたい。とか、タイトでシュっとした感じにしたいなどと、『ノータック』人気がさらにあがります。

 

 

 

体型的には、やはり、細身の方が多くなります。

 

 

 

 

スッキリとスタイリッシュにっといった感じです。

 

 

 

 

『1タック』は、先程ご説明したように、トラディショナルなスタイルで、『ノータック』と比較すると、ビジネスやフォーマル度が上がり、エレガントな雰囲気が増します。

 

 

 

テーラーさんの中には、これが本当のスーツだ! ということで、スーツは1タックに限ると言われる方もいらっしゃいます。

 

 

また、確かに、動きやすさもこの方があります。 今のトレンドから言えば、ライン取り方を間違うと、少々野暮ったくなる恐れもありますので、是非、オーダーできちんとサイズを調節したものを履いてください。

 

体型的には、スポーツ体型の方にお勧めです。お尻がしっかりされていたり、モモふが太かったりされる方や、体型の変化がよくある方もこの方が汎用性があるので、お勧めです。

 

 

 

 

トラッドにエレガントにスーツらしくっていった感じです。

 

 

 

最後に、『2タック』のバージョン(さらに1本タックが入ったバージョン)もあります。

 

現在のトレンドから言えば、少なくなりますが、さらに腰回り中心にゆとりがあります。

 

 

 

エレガント感が増すような感じです。この『2タック』は、こだわりの強い方が多いです。

 

体型的には、下半身が太めの方やしっかりした方がお似合いになります。

 

エレガント増し増しで、80年代スタイル ってな感じです。

 

 

 

このように、パンツのタックを考えるときは、

 

まず、単品であれば、着用のシチュエーションや見え方、そしてご自身の身体的な特徴と総合して、考えてください。

 

スーツでも基本同じですが、スーツの基本は1タックっていうことを、プラスで加味して考えてください。

 

 

コロナが落ち着けば、いよいよ夏本番です。

 

クールビズの準備をしましょう。

 

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