スーツの袖口、こんなとこにこだわり。

2020.11.21

スーツの袖口、こんなとこにこだわり。

こんにちは、ロードハウス赤尾です。

 

なかなかスッキリしませんね。コロナ!

 

皆様も不満や不自由な事が多いと思います。そんななかの気を紛らわす一つの手段として

 

SUITの話をひとつ。

 

 

 

 

今回はスーツの袖口の話です。

 

 

 

皆様は、袖口のデザインで考えたことがありますでしょうか?

 

ほとんどの方は、「無い!」 とおっしゃられると思います。

 

まだ、ビジネスマンの方は、「Yシャツの袖口なら考えたことあるけど・・・」

 

くらいの感じでしょうか?

 

 

 

スーツの袖口で、オーダーであれば、こだわりを持てる箇所が大きく3つ存在します。

 

1・ボタンの種類とカラー(ボタンそのもの)

 

2・ボタンの数と、ボタンの間隔

 

3・本切羽。

 

 

 

詳しく見ていきましょう。

 

 

1・ボタンの種類など、釦へのこだわり

 

このボタンそのものは、オーダーされるときに、皆様考える箇所になります。

 

その時にイメージされるのは、ジャケットやベストの前合わせのボタンだと思います。

 

間違いではないのですが、考えるときに、袖口にも、けっこうな数ありますので、その

 

イメージも合わせてするようにしてください。

 

ホルン(水牛)やナット シルキーな発色のものやシェル釦やクルミ釦  はたまたメタル釦まで

 

 

用途や趣味趣向によって、様々な選択肢があります。

 

 

この種類や形状、そしてカラーによって、前合わせだけでなく袖口で印象もかわってきます。

 

ここでは、相性だけでもお伝えしておきます。

 

ビジネス中心で、堅くしめておきたい時は、断然、水牛がオススメです。

 

 

天然釦の風格がありながら、落ち着いて、スーツらしい印象です。

 

少しカジュアル感を取り入れるときには、ナットボタンもいいですよ。

 

 

色気のある雰囲気が好みであれば、シェル(貝)釦もいいのではないでしょうか?

 

 

冬素材だと、重厚感があるクルミ釦も相性良し。

 

 

悩んで、試してみる価値もありです。

 

 

 

2・ボタンの数とボタンの間隔

 

スーツの袖口のボタンの数って4つの決まりじゃないの?

 

4つの決まりはありません。 一般的にビジネススーツでが4つボタンが多いのは本当です。

 

3つ ⇒ フォーマルやカジュアルなイメージ

 

4つ ⇒ 基本の数 ビジネスのイメージ

 

5つ ⇒ 袖口が重厚なイメージ ⇒ 遊び心をプラス

 

その他は、かわったジャケット といったかんじでしょうか?

 

 

 

そして、このボタンの間隔も 大きく分けて、3段階あります。

 

 

A・通常(ボタンの間に数ミリの間隔が入ります。

 

 

通常のスーツで、トラディショナルであり、誠実、真面目なイメージ。

 

 

 

B・くっつき(ボタンとボタンがひっついた間隔。

 

袖口の印象を少し軽くしたいイメージ。

 

C・重ね(ボタンが重なり合う)

 

イタリアンメイクの特徴で、(イタリアの職人が昔、技術を競い合った結果)オシャレで

オーダーの凝ったイメージ。

 

 

こんな感じになります。

 

 

 

3・本切羽。

 

袖のデザインでオーダーを知っている方なら、考えるなら「本切羽」(ほんせっぱ)ではないでしょうか。

 

 

 

本切羽とは、袖口のボタンとボタンホールがどちらも飾りではなく機能しており、対になって

 

実際にボタンの開閉ができる仕様です。

 

オーダースーツで、細部のこだわりやこなれた感じを演出するのに、オススメの仕様です。

 

本切羽の仕様もイタリアのデザインで、例えば常に一つ開けて着こなしたり、わざと腕まくりしたり

 

する方もいらっしゃいます。

 

ただ、この本切羽ですが、袖の長さの調節ができません。

 

例えば、ファーストオーダースーツでは、オススメしません。

 

少しオーダースーツにこなれてからでお願いします。

 

 

 

このように、スーツの袖口について語ってみました。

 

よろしければ参考にしてください。

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