2026.01.26 成人式スーツ
成人式で人気の「3ピーススーツ」。ベストを着ると一気に華やかになる印象がありますが、本来の役割は”格を上げる”ことにあります。盛りすぎたコーディネートではなく、式典にふさわしい品格とフォーマル度を高める選択肢として整理します。ベストの色合わせや写真映えのポイントを押さえれば、成人式にふさわしい”一段上の装い”が完成します。
3ピーススーツは、ジャケット・ベスト・パンツの3点セットで構成されるスーツスタイルです。もともとはフォーマルシーンや重要な式典で”格を上げる”ために着用されてきました。ベストを加えることで、縦のラインが強調され、スマートな印象を与えます。また、ジャケットを脱いでもベストが体のラインを整えるため、だらしなく見えません。つまり、”盛る”ための派手なアイテムではなく、”きちんと感”を底上げする選択肢なのです。
3ピーススーツの印象は、ベストの色合わせで大きく変わります。基本は「同色」と「差し色」の2パターンです。
最もフォーマル度が高く、統一感のある装いです。成人式の式典で”正統派”を目指すなら、同色の3ピースが最適です。ネイビー、チャコールグレー、ブラックなど、ベーシックな色で全体を揃えます。Vゾーン(シャツ・ネクタイ・ポケットチーフ)に控えめな差し色を加えると、華やかさが出ます。
ベストだけを別の色にすると、個性が出て写真映えします。例えば、ネイビーのジャケットにグレーのベスト、チャコールのジャケットにライトグレーのベストなど。明るすぎるベストは派手に見えるため、ダーク系の組み合わせで大人の落ち着きを保ちます。柄入りベスト(ウィンドウペーン、ペイズリーなど)も人気ですが、控えめなデザインを選びましょう。
格式高いホテル・専門式場であれば、ブラックかダークネイビーが安心です。伝統と格式を重んじる場では、定番カラーが最も映えます。
3ピーススーツで最も重要なのは、ベストのサイズ感です。大きすぎると体に浮き、だらしない印象になります。小さすぎると窮屈で、前のボタンが引っ張られて不自然です。ベストは体にフィットするのが正解です。前ボタンは一番下を外すのがマナー(シングルベストの場合)。ダブルベストの場合は全て留めるのが基本です。
肩幅・ウエストラインがきちんと合っていれば、ジャケットを脱いでも崩れません。写真撮影で「ジャケットを脱いでベスト姿」を撮る場面も多いため、サイズ感には特に注意が必要です。
成人式では、屋外での撮影や会場での集合写真など、写真を撮る機会が多くあります。暖房の効いた室内ではジャケットを脱ぐ場面も想定されます。そのとき、ベストがきちんとフィットしていれば、立ち姿が決まります。
これらを意識すれば、ジャケットを脱いでも「だらしない」ではなく「整っている」印象を保てます。
3ピーススーツでは、Vゾーンの面積が狭くなります。そのため、ネクタイとシャツの色合わせが重要です。
白シャツは清潔感があり、どんなベストにも合います。淡いブルーやピンクのシャツも可ですが、柄入りは避けましょう。
ベストがすでに存在感を持つため、ネクタイは控えめに。無地のシルバーグレー、ネイビー、ワインレッドなどが定番です。ドット柄やストライプも可ですが、細かい柄を選びます。
ポケットチーフを加える場合は、白リネンのシンプルな折り方(TVフォールドやスリーピークス)が上品です。
3ピーススーツは”格を上げる”スタイルですが、以下の点に注意しないと”やりすぎ”に見えます。
3ピーススーツは、”盛る”ためのアイテムではなく、”式典にふさわしい格”を上げる選択肢です。ベストの色合わせは、同色で統一感を出すか、差し色で個性を加えるか、目的に応じて選びます。サイズ感が命であり、体にフィットしたベストはジャケットを脱いでも崩れません。Vゾーンの整え方、ネクタイとシャツのバランス、小物の使い方に気を配れば、成人式で「一段上の装い」が完成します。“やりすぎ”を避け、落ち着いた大人の品格を表現しましょう。