パンツのタックとは? 1タック、2タック、ノータックの違いはシルエットに大きく関係します!

2024.02.29 ビジネススーツ セットアップ スラックス

パンツのタックとは? 1タック、2タック、ノータックの違いはシルエットに大きく関係します!

スラックスやパンツを購入する際「タックはある方がよろしいでしょうか?」「1タックがよろしいでしょうか?2タックの方がお好みでしょうか?」など聞かれて「なんだ?」「どんな違いがあるのだ?」と思われたことはないでしょうか?

スーツやセットアップを自分の理想イメージに沿って着こなすために、パンツのタックの有りor無し、1タックor2タック、というのは大事なポイント!

 

着心地や機能性、そして見た目に大きな違いがあります。

 

今回は、このパンツの「タック」についてご説明させていただきます。

目次

パンツのタックとは?

パンツのタックとはこちらです。

パンツのウエストより下にある生地を折り込み、ウエスト部分から下に向けて入れたヒダの事をタックもしくはプリーツと呼びます。

 

 

左右に1本ずつ、または2本ずつ入っているパンツが、タックパンツです。

 

 

 

 

こちらのように、そのタックが無いパンツはノータックパンツと言います。

なお、タックの折り目が内側の場合はイギリス式の「インタック」、折り目が外側の場合はアメリカ式で「アウトタック」と呼ばれます。

 

インタックは折り目の広がりが少なく、スマートなラインを演出してくれますし、アウトタックはインタックより折り目が広がりやすく、見た目や履き心地がゆったりとしているのが特徴です。

 

タックの役割

タックはただのデザインではなく機能的なメリットもあります。

メリット1

窮屈感が解消される

タックは生地を折り込んだ作りになっているため、着用時に左右へ適度に広がり、腰まわりに余裕が出ます。

 

特に、イスに座った時などには腰から太もも廻りに余裕が生じるので窮屈感が緩和されるのを体感されると思います。

 

対するノータックパンツは、タックの広がりが無いので、イスに座った際にはパツッと腰~太ももに沿ってくるのでゆとりがありません。

 

メリット2

立体的なシルエットが保てる

タックが有る事で、腰回りに程よいゆとりが生まれて太ももに引っ掛かることなく自然な自重で生地が下に落ち、立体的なパンツシルエットになります。

 

きつめのパンツやゆとりがあり過ぎるパンツを着用した際に生まれるシルエットの崩れを、整えてくれる役割も、また、前モモ部分にゆとりができる事から座りジワが軽減されて型崩れ防止の役割も果たしています。

メリット3

さりげないおしゃれが楽しめる

おしゃれの要素として楽しめることも、タックの魅力です。

 

ウエストから縦に折り目が伸びているだけで、クラシカルな雰囲気を醸し出し、洗練された上品な印象を与えられます。

どれを選べば良いのか?

タックの数によって、ノータック/1タック/2タックの3種類に分類出来ます。

 

それぞれの特徴を理解し、どれを選べば良いのか迷った際に、押さえておきたいポイントを紹介します。

ノータック

タックが無いノータックパンツ

すっきり細身のシルエットを重視されるならノータックがおすすめです。

 

ノータックタイプのパンツは、ウエストから下の部分がすっきりとしていることが特徴でジーンズの様にスタイリッシュに着こなせ、全体的にタイトでスッキリとした印象です。

 

ですので、脚をすっきりと見せたいなら、ノータックがおすすめです。

 

 

タイトなスーツだけでなく、カジュアルジャケットなどとの相性もいいです。

 

また、ノータックの場合、股上の浅いローライズのシルエットと相性が良く、お腹の出た方などウエストの位置を低めに設定して履きたい方などにも向いています。

1タック

左右に1本ずつタックが入った1タックパンツ

伝統的なスーツスタイルと、程よいゆとりをキープしたい方におすすめです。

 

あらゆるシーンでスーツスタイルを無難に着こなせます。

 

スーツのパンツとしては、王道のスタイルですので、クラシカルなスーツに多く採用されていることからも分かるように、上品な着こなしができます。

 

特にフォーマルシーンに着用されるスーツにはおすすめです。

 

ビジネスシーンで着用される場合では、座り仕事が多くなる方にも向いているといえるでしょう

 

体型的には、スポーツ体型の方にお勧めです。

ヒップ周りや太ももがしっかりされていたり、体型の変化がよくある方にもおすすめです。

2タック

左右に2本ずつタックが入った2タックパンツ

デザインを重視したスタイルを選びたい方には2タックがおすすめです。

 

ワンタックに、さらに1本ずつタックを増やしたタイプです。

 

腰回りやヒップにはさらに大きな余裕が生まれ、より動きやすくなりますので、体型的には、下半身が太めの方やしっかりした方がお似合いになります。

 

ただ、本来は2タックは、動きやすくする目的よりは、優雅にドレッシーに見せる、見た目を考慮したものなので、品格のある印象を与えてくれます。

 

1タックよろもさらにエレガント増し増しで、80年代スタイル ってな感じです。

タックパンツの着こなし方

 

タックパンツの本来の目的は、楽に着るためと言うよりもエレガントな着こなしをするためのものなのですが、エレガンスに着こなすためには配慮が必要です。

 

ジャケットやベストの合わせ方にもポイントがあります。

POINT-1

ウエスト位置をきちんと合わせる 

タック付きパンツは特に、ウエスト位置をきちんと合わせて着用する事で、よりキレイに着用する事が出来ます。

 

ローライズで履くと腰周りのゆとり分がもたついてしまいますので、出来ればタックパンツはハイウエストがおススメです。

 

サスペンダーは、ウエストのハイウエスト位置に固定出来て、且つウエストを絞ることもないので縦にきれいなタックラインが生じるので、タックパンツのスタイリングにおススメのアイテムです。

逆に言うと、ローライズのパンツがお好み方はノータックパンツの方がおススメです。

POINT-2

ベストの着丈

ノータックのパンツの時と比べ、タックパンツはウエスト位置が高くなるのが一般的です。

 

それに合わせてベストの丈を短く設定する事もポイントです。

 

ベスト丈が長いままだと、胴が長く、スタイルが悪く見えますので注意しましょう。

POINT-3

ジャケットのサイズ感

パンツのシルエットに余裕が生まれるのに合わせて、ジャケットのウエスト周りにもゆとりを持たせたり着丈を長めに設定するなど、上下のバランス考えて全体のバランスを整える事でよりクラシカルで雰囲気の有る着こなしが楽しめます。

POINT-4

ネクタイの長さ

ハイウエストで腰位置が高いタックパンツに合わせてネクタイの結び方も調整し、ネクタイが長くなり過ぎない様にしましょう。

まとめ

以上、タックの種類や機能、着こなしポイントなどについてご紹介してきましたが、如何でしたでしょうか?


パンツはタック次第で、着心地や見た目の印象が大きく変わるアイテム。

 

近年のクラッシック回帰の流れもあり、タック入りパンツがトレンドとして浮上してきています。

 

 

少し前までは、タックパンツ=古臭い、年配の人が着るモノ、いうイメージが先行していましたが、今は、スーツをクラシカルに着こなしたい方やトレンド感を取り入れたい方に多く選ばれており、色々なブランド、SHOPでもタック入りスラックスの割合は高まっています。

腰周りには適度なゆとりがあり、且つ裾口が細くなっているシルエットのものが主流となっており、スマートに綺麗なラインで着こなすことができるようになっています。

 

 

 

 

 

ただ、体型に合ったものを選ばないとせっかくのタックパンツの良さが生かされずに、野暮ったく不格好に見えてしまいます。

 

生地が余り過ぎてはシルエットがだぼついてしまったり、締まりがなくだらしない印象を与えてしまったりする可能性があるのでサイズ選びには配慮して下さい。

 

 

 

 

 

美しいシルエットや着心地の良さを追求するのであれば、パンツを選ぶ際、タックに注目するのがおすすめです。

 

ノータック、ワンタック、ツータック、それぞれの特徴を理解し、自分の体形、好みなどを考慮し、自分に合ったタックの種類を選んで下さい。

 

サイズ感がシルエットに直結する「タックパンツ」。

 

自分に〝ジャスト〟なシルエットサイズのタックパンツがつくれるのはオーダーメイドだけです。

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