スーツのシワ・型崩れ・毛玉。よくあるトラブルの原因と自分でできる対処法

2026.03.17 クリーニング リクルートスーツ ビジネススーツ

スーツのシワ・型崩れ・毛玉。よくあるトラブルの原因と自分でできる対処法

はじめに

「最近スーツがテカってきた」「なんとなく型崩れしている気がする」「毛玉が目立ってきた」――スーツを着続けていると、こうしたトラブルは誰にでも起こります。しかし原因と正しい対処法を知っていれば、多くのトラブルは予防でき、すでに起きたトラブルも改善できます。Q&A形式でスーツのよくあるトラブルと対処法を整理します。

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Q1. スーツがテカってきた。原因と対処法は?

原因 スーツのテカりは、生地表面の繊維が摩擦・圧力・熱によって寝てしまい、光を反射するようになることで起きます。特に多いのが、椅子に長時間座り続けることによるお尻・太ももへの圧力と、アイロンの熱をかけすぎることです。ポリエステル混の生地は天然素材より熱に弱く、テカりが出やすい傾向があります。

自分でできる対処法
  • スチームアイロンを当布越しに使う:濡れタオルまたは当て布をかけてスチームを当てると、寝た繊維が起き上がりテカりが改善することがあります。直接アイロンをかけるのはNGです。
  • 洋服ブラシで繊維を起こす:毛足の長いブラシで生地の流れに逆らうようにブラッシングすることで、繊維が起き上がりテカりが和らぐ場合があります。
  • テカりが強い場合はプロに依頼:自分での対処に限界がある場合は、スーツのお手入れに対応したテーラーやクリーニング店に相談しましょう。

予防策:同じスーツを連続して着用しない(ローテーションで休ませる)、座るときにジャケットを脱ぐ習慣をつけることが最大の予防になります。

Q2. ジャケットの型崩れが気になる。どうすれば直る?

原因 型崩れの主な原因は不適切な保管方法です。細すぎるハンガーや針金ハンガーを使うと、肩の形が崩れ、ジャケット本来のシルエットが失われます。また、脱いだ後すぐにクローゼットに収納すると、着用中についた湿気が逃げずに型崩れの原因になります。

自分でできる対処法
  • 肩幅に合ったハンガーを使う:ジャケットの肩幅に合った、厚みのある木製またはプラスチック製のハンガーが理想です。肩先がハンガーからはみ出さない幅を選びましょう。
  • スチームを当てて形を整える:型崩れが軽度の場合、スチームアイロンを20〜30cm離して当て布越しにスチームを当てることで、生地が緩んで形が戻りやすくなります。
  • 着用後は風通しの良い場所で休ませる:脱いだ後すぐにしまわず、1〜2時間は風通しの良い場所にかけて湿気を飛ばしてからクローゼットに収納しましょう。

予防策:ジャケットを脱ぐ際は裏返しにせず、必ずハンガーにかける習慣をつけること。出張時はスーツカバーを活用し、折り畳まずに持ち運ぶことをおすすめします。

Q3. 毛玉ができてしまった。取り方と予防策は?

原因 毛玉は生地表面の繊維が摩擦によって絡まり固まったもので、バッグのショルダーベルトが当たる部分・脇の下・袖口などに発生しやすいです。ウール100%よりもウール・ポリエステル混紡の生地のほうが毛玉ができやすい傾向があります。

自分でできる対処法
  • 毛玉取り器(電動)を使う:市販の電動毛玉取り器を生地に優しく当てることで、毛玉を効率的に除去できます。力をかけすぎず、軽く当てるのがポイントです。
  • ハサミで丁寧にカットする:毛玉が少ない場合は、小さなハサミで毛玉の根元を丁寧にカットする方法も有効です。生地を引っ張りながら切ると生地が傷むため、軽く押さえながら切りましょう。
  • 洋服用粘着テープは使わない:粘着テープは毛玉を取るどころか生地を傷める可能性があるため、スーツには使用しないこと。

予防策:バッグはリュックやショルダーよりも手持ちタイプにする、摩擦が起きやすい部位は特に丁寧にブラッシングして繊維を整えることが予防につながります。

Q4. パンツの膝が出てきた。元に戻せる?

原因 パンツの膝抜け(膝の部分がポコッと膨らむ状態)は、座り姿勢による生地の伸びが原因です。長時間の着席が多い職種や、パンツのウエストが体に合っていない場合に起きやすいトラブルです。

自分でできる対処法
  • スチームアイロンで戻す:当て布をして、膝部分にスチームをたっぷり当てます。生地が蒸気で緩んだところで形を整え、冷めるまで動かさずに待つと繊維が元の形に戻りやすくなります。
  • 裏側からスチームを当てる:表面だけでなく裏側からもスチームを当てることで、より効果的に形が戻ります。

予防策:帰宅後は毎回スチームを当てて膝の形を整える習慣をつけることが最大の予防です。パンツ専用のクリップハンガーで逆さ吊りにして保管すると、重力で生地が自然に引っ張られ形が戻りやすくなります。

Q5. クリーニングはどのくらいの頻度で出すべき?

原因(よくある誤解) 「汚れが見えないから大丈夫」と思って長期間クリーニングに出さないと、汗・皮脂・見えない汚れが蓄積し、生地の劣化・虫食い・臭いの原因になります。逆に頻繁すぎるクリーニングも生地を傷める原因です。

推奨頻度の目安
  • ブラッシング:着用のたびに毎回
  • スチームでのリフレッシュ:週1回程度
  • ドライクリーニング:シーズンに1回(着用頻度が高い場合は2回)
  • オフシーズン前の保管クリーニング:必ず実施(汚れを落としてから防虫剤をかけて保管しないと虫食いや変色の原因に)
オーダースーツが長持ちする理由

既製品と比べてオーダースーツが長持ちする理由は、生地の品質・縫製の精度・体型へのフィットの3点にあります。体型に合った採寸で仕立てられたスーツは無駄な引っ張りや摩擦が少なく、テカり・型崩れ・膝抜けが起きにくい構造になっています。また、ロードハウス岡山では納品後のアフターケア・サイズ調整にも対応しており、長く愛用できるサポート体制を整えています。「一着を長く大切に着る」という視点から見ても、オーダースーツは非常にコストパフォーマンスの高い選択です。

まとめ

スーツのトラブルは正しい知識とケアの習慣で大半を予防・改善できます。テカりはローテーションと当て布、型崩れは適切なハンガーとスチーム、毛玉は電動毛玉取り器、膝抜けは帰宅後のスチームケアが基本の対処法です。日々の小さなケアの積み重ねが、スーツの寿命を大きく左右します。

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