2025.10.09 結婚式参列衣装
結論から言うと、「結婚式の形式によってはアリ」です。デニムスーツは、上品な仕立てや落ち着いた色味を選べば、カジュアルすぎず大人の遊び心を演出できます。ただし、結婚式の会場や雰囲気によってはマナー違反になることもあります。
結婚式は、新郎新婦とその家族への敬意を表す場。参列者の服装は、華美すぎず、かといってラフすぎず、「控えめで上品」にまとめることが基本です。特に男性の場合は、黒・ネイビー・グレーなどのダークスーツが一般的で、素材もウールなどのフォーマルなものが主流です。
「デニム=カジュアル」という印象が強いため、フォーマルな結婚式では「ふさわしくない」と思われがちです。特に、デニム特有の色落ちやステッチが強調されたものは、ラフな印象になってしまうため避けたほうが無難です。しかし、インディゴの深い色味で、シルエットがスマートなオーダースーツであれば、上品さを保ちながら個性を演出することができます。
ガーデンウェディングやレストランウェディングなど、カジュアルな雰囲気の式では、デニムスーツも好印象です。特に、新郎新婦のドレスコードが「スマートカジュアル」や「自由な服装」とされている場合には、清潔感のあるデニムスーツはむしろセンス良く見えます。
一方で、格式の高いホテルや結婚式場での挙式では、デニムスーツは避けたほうが無難です。このような会場では、親族や会社関係者も多く、伝統的なマナーが重視されるため、デニム素材はカジュアルすぎる印象を与えてしまいます。どうしても個性を出したい場合は、ネクタイやポケットチーフなどの小物でアクセントをつけましょう。
デニムスーツを選ぶなら、インディゴの深い色味やブラックデニムがおすすめ。光沢感があり、スリムでシャープなシルエットを選ぶと、結婚式の場にもマッチします。また、ジャケットのラペル(襟幅)が細めのものを選ぶと、都会的で洗練された印象に仕上がります。
インナーは白シャツが基本。ネクタイはシルバーやネイビーの無地など、落ち着いたトーンを選ぶことで上品にまとまります。足元は黒のストレートチップシューズがおすすめ。スニーカーやローファーはカジュアルすぎるため避けましょう。小物の選び方次第で、デニムスーツでもしっかり「きちんと感」を演出できます。
・濃紺デニム×白シャツ×ネイビーネクタイ:清潔感と統一感のあるフォーマルカジュアル・ブラックデニム×グレータイ×黒革靴:大人の落ち着きを感じさせる上品スタイル・インディゴデニム×ボウタイ:2次会やアフターパーティーにもぴったりの遊び心ある装い
結婚式にデニムスーツを着るのは「式の雰囲気次第」でアリです。カジュアルウェディングや二次会であれば、上品な濃紺デニムのスーツは、清潔感と個性を兼ね備えたスタイルとして好印象。ただし、格式高い式では控えるのが無難です。大切なのは「相手を敬う気持ち」と「清潔感を保つこと」。そのうえで、自分らしさを表現できるデニムスーツを選べば、あなたの装いはきっと好印象を与えるでしょう。