夏のスーツ ( 生地編 )

2016.05.20

夏のスーツ ( 生地編 )

夏用のスーツ生地で代表的な物では「トロピカル」「サマーウール」などがありますが、現代の技術では、その涼しい素材に加工する事によって、さらなる涼しさを追求しています。例えば、代表的な物では、2010年に発表され、夏物の代名詞にもなった、エルメネジルドゼニアのコレクションの一つである「 クールエフェクト 」。

 

 

 

_MG_6291

 

 

この生地は、特殊トリートメントにより、太陽光を反射して生地の表面温度を約10度下げ、その効果から、衣服内温度を約2~3度下げるという優れもの。たった2.・3度と思われるかもしれませんが、服でその効果は画期的な生地なんです。その為、暑い夏の時期でもダークスーツを涼しく着る事が出来るように開発された素材です。

 

 

 

ce02

 

 

 

他にも、織り方で通気性をUPさせた「 フレスコ 」という生地があります。この生地は、ザックリと織り上げる為、通気性がいいのですが、伸縮性がほとんどないというデメリットがありました。しかし技術は進歩していますので、今では「 フレスコストレッチ 」という、夏用の快適素材が開発されています。

 

暑い夏を、少しでも快適に過ごして頂く為に、上記のような夏用スーツ素材をご用意しております。また、軽涼仕立てと組み合す事で、さらなる涼しさをお求めになる方がこれからのシーズンは多いと思います。夏物の注文の最盛期に入ってきましたので、お考えの方は、品切れになる前のご注文をオススメしておきます。