2022年度 クールビズマナーと着こなし

2022.05.10 ビジネススーツ ジャケット スラックス ビジネスシャツ

2022年度 クールビズマナーと着こなし

5月のゴールデンウイーク明け頃から9月の夏の終わり頃にかけて、暑い季節のビジネススタイルとして浸透してきているクールビズスタイルですが、クールビズの事をきちんと理解して取り入れ出来ていますか?


また、クールビズの着こなしは「これで大丈夫かな?」と不安になったりすることもあるのではないでしょうか。


そこで今回は、クールビズとは どのような意味なのか、クールビズマナーと着こなしについて解説していきます。

※注意事項として、企業や業界によってクールビズの定義が異なりますので、そこは社則や雰囲気を重視して下さい。


目次

クールビズとは

まず、クールビズが始まったのは2005年から、夏場の軽装による冷房の節約がクールビズの一番の目的です。スタート当初は、ビジネスシーンではなかなか浸透せず、年を重ねるうちにクールビズが浸透し、現在では多くの企業で導入されています。

 

細かく言いますと、環境省が提唱する環境対策の一環で生まれた対策で。

温室効果ガス削減のために、冷房の室温を28℃で快適に過ごせる軽装やそれに付随した生活を取り入れる期間で、ノーネクタイ・半袖シャツの涼しい服装が推奨されていました。

そして新たに、2021年度からはクールビズの実施期間を設定せず、環境大臣 小泉進次郎さんが閣議後に「ネクタイを締めるかどうかは、一人ひとりが決めていくことが大事」と、各自での気温に応じた服装を呼び掛けています。

その為、環境省による「クールビズ」の呼びかけは、2020年度が最後となり、各企業の判断となりました。

2022年 現在のクールビズの服装とは 

一連の流れで、これからも夏場の服装については、今後もクールビズのような着こなしになることが想定され、さらにコロナ経験後のスーツのカジュアル化も進み、ジャケットを脱いだ装いも整えていくことが大切です。

先にもお伝えいたしましたが、会社によって定義が変わるとなると、クールビズの具体的な着こなしの基準が分からないと思いますが、どこの会社でも「それはちょっと・・・」と思われるNG着こなしマナーはあります。まずは、NG着こなしマナー2つご紹介します。

クールビズNG着こなしマナー

露出が多い

たとえ暑いクールビズ期間であっても、露出度が増える着こなしはビジネスシーンではマナー違反とみなされます。

Yシャツの襟元のボタンも襟の部分の一つだけに止め、開けすぎは控えましょう。

出来れば、袖丈も半袖ではなく、長袖が望ましいです。

また、見えにくい所ではありますし、とても涼しいのですが、くるぶしソックスやフットカバーは砕けた印象を与えますので、スネが隠れる一般的な靴下丈の物を選びましょう。

清潔感と着崩れ

ジャケットの無い着こなしの為、着こなしのベースはシャツが中心になります。

木綿素材のシャツはウール素材のジャケットに比べてシワやヨレが目立ちやすくなります。

実際には汚れていなくても、シワが目立つとケアが行き届いていないにように見られ、清潔感が無く見えますので、マナー違反です。

上着がない分シャツの管理は気をつけましょう。

企業訪問時もOKなおすすめの着こなしとは?

仕事で着る服がクールビズであるだけで、企業訪問の時などは相手に敬意を示した服装が求められます。在社時のオフィスでの着こなしと、外出時の着こなしとではメリハリを付ける事が望ましい着こなしです。

企業訪問時などの着こなしの注意点とおすすめをご紹介いたします。

ジャケット

暑い時期であっても、企業訪問などの時には訪問先の方はジャケットを着用されているかもしれません。

相手の方に失礼のないようにジャケットを用意しておきましょう。

羽織るだけでも、引き締まった印象を与えられますので、濃いグレーかネイビー無地のジャケットは、1着は持っておくと便利です。

シャツ

白は清楚を象徴する色ですので、おすすめです。

また薄い水色などと比べ、背中や脇の下の汗シミが目立ちにくいですので、暑い時期は白を基準に折柄やストライプなど選ぶようにしましょう。

注意点としては、白いシャツは透けますので、着用の際はその下に着る下着の色にも注意しましょう。ベージュもしくは薄いグレーがお勧めです。間違っても黒は避けましょう。汗地味が目立ちます。

また、上着を着る前提であれば、ベタベタと上着の袖の裏地がくっ付かない長袖のシャツをお勧めします。

ネクタイ

さすがに真夏の日中は厳しいと思いますが、涼しげな素材と色の物を1本用意しておくと安心です。

ですが、暑さでネクタイを緩めたくなる程の暑さであれば、だらしなくぶら下げておくより、事前に外して襟元を整えておく方が、相手に爽やかな印象を残せます。

パンツ

汗をかくとパンツも湿度で折れ目線が薄くなってきます。こまめにクリーニングやアイロンを当てられる様に替えの物を用意して置く事も大切です。スーツの場合は2パンツにして交代に履いてもらうのもいいでしょう。

クールビズ以外の時のスーツの着こなしが気になった方は、コチラもご覧ください。

スーツのかっこいい着こなし。基本ルールとマナー。

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

暑さで服装が乱れやすくなる季節は、細かな所を整える事で印象を整える事が出来ます。

企業によって、クールビズの定義は違うと思いますが、正しく取り入れて爽やかに過ごしましょう。