OKAYAMA DENIM TROUSERS HISTORY

OKAYAMA DENIM TROUSERSの歴史は、山内が小学生時代にサーキットで出会った英国車に始まります。

とてつもなく低い車高に美しいシルエット。

コーナーに吸い込まれるスピードで駆け抜けていく爆音と共にオイルとタイヤのゴムの焦げる臭いに、「イギリス人はなんと素晴らしい車を作るんだ!」と感動し、いつしかイギリス自体に強い憧れを抱くように。

またある日、父が持っていた本で見かけたVANのスーツに魅了され、トラディショナルを中心とした着こなしに傾倒していく。その出合いがスーツに目覚めさせ、今のOKAYAMA DENIM TROUSERSブランドの原点に。

「将来は服に関わる仕事がしたい」と考え、18歳の頃に地元岡山の洋服の専門学校に通い始め、パターン作成から裁断、縫製までの一連の過程を勉強し、学友と洋服作りを楽しく学んでいく中で、岡山という土地柄、デニムに触れる機会も多く、友達と通った古着屋さんにはたくさんのジーンズが並び、どんな風に作られているのか知りたいと思い興味もふくらんでいきました。

21歳の就職タイミングに、市販されている洋服がどのように生産されているのか知りたいと思い、

最初は縫製会社に就職し、縫製を中心とした既製服製作の基礎を学ぶ。

その後、洋服の販売企画と営業を手掛ける会社へ転職。ここでは受注から納品までのアパレルの流通のすべてを経験し、繊維業界の人との交流を高めた。

かつて本で見て衝撃を受けたあのVANのスーツと岡山出身の石津健介氏に不思議な繋がりを感じている。

仕立ての仕事に立ち返るべく、29歳の時に岡山の老舗テーラー「LORD HOUSE」に入社。

実際に多くのお客さんを採寸し洋服と体型に合わせた着心地やフィッティングなどの感覚的に洋服に求められる要素のデーターを蓄積していくと同時に、縫製や海外での仕立て方を学び直し、予てから好きであったデニムとスーツを組み合わせた企画に共感してくれる仲間ができ、デニムスーツの依頼も徐々に増えたことから「LORD HOUSE」のデニムスーツ専門ブランドとして「OKAYAMA DENIM TROUSERS」としてブランド化しています。