人と出会って印象を受ける際、どこから印象を受けるのかを提唱した、「メラビアンの法則」によると、
・言語情報 (話の内容) 7%・聴覚情報 (話し方) 38%・視覚情報 (見た目) 55%
話の内容よりも、外見(視覚)と声(聴覚)でほとんど判断されてしまっています。
そして、多くの方と接する経営者の方は、肌感覚でご体感されていることだと思います。
経営者の方にとって「スーツ」とはただの「洋服」ではなく、ご自身と会社を最もストレートに、視覚的に伝えることができる重要なプレゼンテーションツール。
ぜひ有効に、戦略的に、ご活用ください。
普段とは違ったシチュエーションでの着こなし、ふと疑問に思うこともあるのではないでしょうか?
その講演が、重厚感のあるものではなく、一般消費者などが参加者の場合は、ぜひ季節感のあるスーツを着てください。
通常のダークスーツでは、ホスト(主催者)と同じような見た目になってしまいます。
春夏なら、少しライト系の色目の春夏用素材のスーツ(リネンやモヘア混など)、秋冬なら、秋冬素材のスーツ(フランネルなど)がおススメです。
壇上では、スーツの素材感=季節感は印象を左右します。素材など詳しくない方々にもなんとなく伝わるものです。
安易に明るく目立つ色を着るよりも知的な演出で魅力的な印象を与え、話の内容もスムーズに好意的に受け入れられるはずです。
「平服で」「カジュアルに」と招待されたら、いつものビジネススーツで参加したら空気の読めないなどのマイナス印象に。
このような場面では「デニムスーツ」など最適です。
これからの時代、変化に対応することがビジネスの成功セオリー。
カジュアルの代名詞のデニムをきっちりとしたスーツのスタイリングで纏うことで、新しい感度と、その場を100%愉しむ!という積極的な貴方の魅力をしっかりと伝えることが出来ます。
机上の商談だけでは中々つくれない深い人間関係も築くことが出来るのではないでしょうか。
お取引先の結婚式に呼ばれたら、ベスト付きの三つ揃えが好ましい服装です。
そこに、ビジネスとは趣を変えたお祝いに相応しい光沢感のある明るめのネクタイとチーフを合わせてください。
結婚式場は、お祝いの場ではありますが、同業者なども含めた信頼感を築くオフィシャルな場。
スーツの正装である三つ揃え+場面に相応しい小物合わせで、対応力/応用力というビジネスに大切なご自身の能力を体現することが出来ます。
大切な部下の、大切な日。
主賓で出席される事が多いと思われますが、最大限の敬意を払う服装で出席するのが望ましく、普段お会いできないご家族や、来賓の方からも信用され、部下との絆がより深まる場となります。
ロードハウスとしては、昼の準礼装のディレクターズスーツで出席される事をオススメいたします。
着こなしはスーツだけでは成り立ちません。
全身のスタイリングを考える際に気に留めていただきたい点はこちら。
経営者のクラシックなスーツスタイルには
全身「天然素材100%」が相応しい
化学繊維のポリエステルなどは耐久性と機能性には富んでいますが、チープに見えてしまいがちです。
経営者の方は、上品にしっかりとした印象にみられるように、スーツは当然のこと、合わせるアイテムも上質な天然繊維を選んでいただきたいと思います。
天然素材のコットン素材を―。
シャツは本体スーツを汚さない目的で着ていた下着という存在。今でもスーツを格好よく着るために重要なアイテムです。
いくらジャストサイズのサイズを着ても、Vゾーンにのぞくインナーのシャツがだぼだぼだと全身の印象もマイナスに転じてしまいます。
経営者の方には、色柄でおしゃれ感を主張するシャツよりも、白色無地で身体に沿った余りの無いサイズのシャツの方をオススメします。
季節に応じて、天然素材のシルクやウール素材を―。
ブランドのネクタイをされている方を多く見かけますが、経営者はご自身がブランドでならなければいけないため、ブランドのロゴが目立つネクタイはオススメできません。
季節に応じて、天然素材のシルクやリネン素材を―。
そもそもスーツの胸ポケットは、ペンを挿す場所ではなく、ポケットチーフを挿す場所。
オフィシャルなシーンでは忘れずに使っていただきたいと思います。
足元は天然素材の本革を―。
サイズは、つま先が反り返ったオーバーサイズの靴をはいておられる方を多く拝見しますが、ジャストサイズであれば美しい見た目と履き心地になります。
そして経営者にとって、靴はある程度投資したいアイテムです。
お手軽プライスの靴は買った時が一番キレイでその先は消耗していくだけですが、良い素材を用いた靴は磨けば磨くほど艶と味が出て、お手入れをしながら半永久的に使うことが出来るからです。
挨拶をするとき、ふと視線を外すとき、足元は必ず見られます。
専門的な知識は無くとも、きちんと磨かれた良い靴か、適当な靴か、なんとなくわかるものです。
お客様の会社の成功と発展は、
社会に貢献して
経済を成長させていきます。
そのための視覚的プレゼンテーションツールである
「着こなし」に関するコンセプトやサイズを
お手伝いさせていただく。
それが私どもテーラーの役割であり
指名であると考えております。
そのために、初めてご来店の際には、
着用シーン、仕事内容、スーツの好み、サイズの好み、趣味、などのお話をさせていただけますでしょうか。
岡山で店舗を構えて45年以上、
多くの経営者の方々のお手伝いを
させていただいてきました。
ぜひご相談ください。