現在、シャツの縫製も時代の変化と共に機械化が進んでいます。 オーダー頂いたサイズデータをコンピューターに入力するとCAMという機械でシャツ生地を裁断された状態で出力されます。 ですが、その工程の片隅に手で裁断するパートが残されています。 機械では断ちにくい細番手の素材や年に数度しかオーダーの入らないデザインの物などをこのパートで裁断しています。 現代的に考えれば、採算の合わないパートは切り捨て、採算の合う素材やデザインのみにした方が良いのかもしれませんが、やはり「好き」という観点で取り扱うと好きで求めてくれる人がいる以上は最低限確保したいという思いで残されています。