2023.03.26 ビジネススーツ
スーツは、男性をカッコ良く見せる為の最高の武器ですが、最高の武器だけに、一つ間違えるとスーツも似合わない最低の武器になってしまいます。
そこで今回は、「スーツをおしゃれにかっこよく着こなす為のポイントとは?」というタイトルで最高の武器を着こなす為のポイントを確認して行きましょう。
スーツで、サイズが合っていないのは致命的です。
全体のシルエットが整ってこそのスーツ(上下揃い)ですので、一つ一つサイズのポイントが整って着こなせているか見て行きましょう。
首の後ろに横ジワが入れば体に対して小さいサインです。肩先を指でひとつまみできるほどの適度な余裕がある物を選びましょう。
反対に大きいと、肩先が下がって見え、だらしない印象になりますので、上着選びでは一番に確認したいポイントです。
シワの無いクリーンな背中になっているか見てみて下さい。
フロントボタンを留めたときに、握りこぶし一つ分の余裕があるか見てみましょう。
フロントボタン位置に「くの字」のシワが入れば小さすぎます。
反対に大き過ぎると、ずん胴な印象になりますので、横からみて、軽くS字に体にフィットしたクビレが有るか確認してみて下さい。
手を降ろした状態で、上着丈が親指の付け根あたりに来ているか、手の平で上着の裾が掴める丈がポイントです。
後ろから見てお尻の一番高い位置より少し下に上着の裾が有ると全体のバランスが良く見えます。
上着の下にシャツを着用して、シャツが袖先から1~1.5cm程出ているか見てみて下さい。
上着の袖が汚れにくくなると同時に軽快な印象と清潔感が出てきます。
腰に手を入れて、指の第二関節まで入るくらいのゆとりが目安です。
締め付け具合は体質もありますので、微調整してみて下さい。
サイズが大きく、履き位置が下がるとお尻の周りが大きく見えバランスが崩れます。
適度な緊張感の有るサイズ選びが大切です。
脇ポケットの口が開いていたり、横に広がっていればサイズが小さいサインです。
股の付け根の一番張り出した所を両脇からツマミ、5~6センチのゆとりが程よいゆとりです。
靴の甲に少しパンツの裾があたる長さのハーフクッションからワンクッション丈が、足が長く見える王道の丈です。
上着とのバランスや時代のトレンドも少し加味して合わせましょう。
パンツのシルエットはトレンドによって大きく左右される所です。
余り過度にトレンドを取り入れると、履ける期間も短くなる為、使用頻度や買い替えのサイクルと合わせ考えておきましょう。
サイズのポイントが分かった所で、サイズが合っていても正しく着こなせていない事にはスーツの実力が発揮されません。
着こなし方のポイントも確認しましょう。
アンボタンマナーとは、スーツ着こなしの基本の一つで、上着のフロントボタンの下側は留めないというものです。
下側のボタンは骨盤にかかる位置にありますので、ボタンを留めてしまうと上着の裾がしぼんでしまいウエストのクビレがキレイに出ません。
立っている時はボタンを掛け、イスなどに座る際は、フロントボタンを外す動作を身に付けましょう。
こうする事で、ボタンの部分に入るシワを軽減する事が出来ます。
ジャケットのポケットやパンツのポケットにモノを入れてはいけません。
ポケットにモノを入れると膨らんでシルエットが崩れるだけでなく、スーツ自体の型崩れやパンツのヒップの破れなどスーツ自体がカッコ悪くなる事もあいますので、ポケットにモノ入れるとしてもハンカチ適度で、基本的には、飾りと考えておきましょう。
シャツや靴下、シャツの下に着用するインナーまで全体のバランスを意識しましょう。
シャツの下からインナーの色が透けていたり、シャツのボタンを開けた際に中の丸首が見えたりするなどはカッコ良くありません。ネクタイを外すクールビズのシーズンなど、特に気を付けたいポイントです。
また、靴下がスポーツソックスや白だと、スーツ特有のフォーマルな印象が損なわれます。
靴下は基本は長靴下でスーツの色と合わせておきましょう。
スーツの着こなしは小さな事の積み重ねと言う事が分かって頂けたと思います。
この小さな積み重ねの姿勢が仕事のイメージにも繋がり「仕事を任せたい」「一緒に頑張ろう」と信頼される着こなしに繋がっていきます。
正しい着こなしでスーツを最高の武器としてご活用下さいね。
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