洋服を見る。

2017.02.06

洋服を見る。

こんにちは

ロードハウス山内です。

 

先日、お休みだったので買い物に行きました!

買い物好きなんですよ、僕。

買い物に出かけると誘惑が多くて何を買おうか悩みますね!

 

買うなら、いい物買いたいですねー!

 

皆さんの、いい物って何ですか?

値段の高い物ですか?

 

確かに高い物には良い物が多いですが、中には混じってますよ。

 

洋服を見る”目”を鍛えて行きましょう!!

 

 

洋服の場合、デザイナーやブランドの個性なども大切なポイントですが、

最終的には、物ですので、

私は、人が沢山の手間と経験を重ねて作った物がいい物だと思っています。

 

手間がかかると当然コストも高くなり、売値も高くなりますが、作り手側の拘りを感じますので、シェフが作る料理と同じで、しっかりと見て、着て、味わってみて下さい。

 

今回は何気なく着てしまうシャツの中で、気になるポイントを2つお伝えします。

 

1.力布ってご存知ですか?

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コレです。

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ボタンダウンシャツの裏側に付いてるはずです。

衿のところに付くボタンはボディの生地が一枚のところに縫い付けます。生地が一枚のところは、縫い付けた糸で生地を傷めてしまう可能性がありますし、

さらに取り外しすることで力が加わり生地を傷めてしまうことがあります。それを防止するために補強として力布を入れています。

ちなみに他の前立てやカフスのボタンは生地が二重の上、芯も入っているので力布を入れる必要も少ないですね。

 

この位は付いてるパーツだと思います。

 

以外と付いて無いのがスプリットヨークです。

シャツの肩部分(ヨーク)を背中心を境に2つに割って仕立てた物をスプリットヨークと言います。

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生産効率重視のシャツではこの部分を1枚で仕立てますが、これですと生地の縦糸横糸の地の目と肩(背中)の丸みに合わず、フィット感や耐久性が劣ってしまいます

ストライプ柄などのシャツが一番分かりやすいですが、背中を見て背中心で切り返しがあり、柄が真横ではなく腕の方向にやや斜めに入っているのがスピリットヨークの特徴です。

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生地の柄が腕を前に出す方向に向いている…と考えれば自ずと効果の程もご理解いただけるかと思います。

 

他にも沢山ポイントがありますので、洋服をじっくり見ましょう。

 

あんまりお店で真剣に見てると、ライバル会社の視察が入ったと思われますので、

ご用心下さい。