カラーでビジネスなスーツを考える。

2019.12.09 ビジネススーツ

カラーでビジネスなスーツを考える。

本格的に寒くなってきました。初雪を見ることになるのも時間の問題かな?って思うこのごろです。

通勤時の車の数も気のせいかもしれませんが、増えたようで、師走感が増して来ています。忙しくなりそうな、ロードハウス 赤尾です。

 

 

さて、今回は、ビジネスな場面でのスーツの有り方や着こなしについて、基本的な話ですが、色を見ながら考えていきたいと思います。

 

 

まず、第一にスーツカラーの問題です。

もちろんよくご存知だと思いますが、ビジネススタンダードは、ネイビーとグレーです。ブラックは、モードっぽい着こなしや、リクルート、フォーマルなどの印象が強いので、ビジネスでは、スタンダードではありません。

 

 

また、ブラウン系についても、トレントであり、絶対的な数では少なく、プラスONEのイメージですので、今回のスタンダードには入れません。

 

 

では、ネイビーとグレーをどのように使い分けるべきなのでしょうか?

 

 

ご自身の好みや気分もあるかと思いますが、ビジネスマンであれば、印象戦略も気にする事柄の1つとして意識してください。

 

着る人の人柄や体型、顔の濃い薄いなどによっても相性などはでてきますが、一般的にはこのよううになります。

 

A・ネイビー

誠実・若さ(フレッシュ感)・清潔・行動的

 

B・グレー

落着き・貫禄・有能

 

 

このような印象が一般的です。どちらも、ビジネスでの真面目さは、印象として残ります。

 

 

考えていくと、アクティブにビジネスをされている方ほど、場面やその日の予定によって色を使い分けるべきなのです。

 

同じカラー(ネイビーとグレー)の中でも、濃いものから明るいものに変わるにつれて印象は変わります。ここでは、オーダー(ビスポーク)ならではの、バリエーションが有効です。お話しながら適切なカラーを選んでいきましょう。

 

ネイビーは、明るくなると、若々しさは増しますが、落ち着きなくなり、軽い印象を与える場合があります。

 

 

反対にグレーであれば、明るくなると、締まった感覚がなくなり、特に日本人の若い人は合わせが難しくなりますが、貫禄の有る方にはとても似合います。

 

 

また、柄によっても印象は変わります。今回は、無地や、シャドーストライプ(同色系のカラーでストライプしている)の想定ですが、チェックになると、また、印象は変化します。

 

 

このチェックは、柄の目立ち感や大きさによって印象が変わりますので、省略しますが、柄が目立つほど、派手にはなりますので、特にネイビーは。活発でヤンチャな印象はでますが、真面目な印象は薄れると思ってください。

 

 

次に考えるべきことは、合わせるシャツやネクタイのカラーです。

 

例えば、ビビットなカラーのネクタイを付けると、グレーでも明るく、活発な若いイメージがでてきます。ネイビーよりも明るいネクタイの相性はグレーの方がいいくらいです。

 

よく、メディアで見るトランプ大統領が、やや明るいネイビーのスーツに赤いネクタイをしていますが、確かに行動的に見えて、リーダーシップがある印象を与えるカラー選びではありますが、色から受けるイメージはかなり強くなるので、違和感や緊張感を抱いてしまったりもします。

 

 

場面を和ました方がよろしければ、柔らかいカラーをお勧めします。また、クールに同色系(ブルー系)もいいかと思います。

 

 

また、柄のスーツを着用の場合、ビジネスでは、スーツとシャツとネクタイのうち、柄は2つまでにしてください。スーツとネクタイが柄なら、シャツは無地。スーツとシャツが柄なら(これ自体も派手にならないように)ネクタイは無地にしてください。

 

印象戦略もあったもんじゃなくなります。

 

以上のように書き込んできましたが、結論は、

 

「ビジネスの場面でご自身をどのように見せたいのか?」ということを明確にして、ウェアを考えてください。

 

意識するだけで、きっとあなたに変化があります。意識するだけでも違うものです。