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四季を彩るスーツ地 ~素材編~

2018.05.28 スーツ知識・薀蓄 ビジネス

四季を彩るスーツ地 ~素材編~

岡山県内は昨日、一昨日の土日は“運動会”が多くの小学校で開催されていました!

 

もちろん子どもよりもハリきり、保護者リレーに参加してきました、ロードハウス 松浦です。

 

 

誰も気にしない走った結果ですが一応報告しますと、、一言で “無難” に終わりました。

 

転ばなかっただけよかったです。

 

 

 

さて、前回のブログまでで連載中の『四季を彩るスーツ地』ですが、3回目の今回は素材による違いをお知らせします。

 

①織り方による違い (前回ブログ>>四季を彩るスーツ地 ~織り方編~をご覧ください)

 

②目付けによる違い(重さ) (前回ブログ>>四季を彩るスーツ地 ~目付け編~をご覧ください)

 

③素材による違い

 

 

 

ビジネススーツとして基本的によく使用される素材はウールになります。

 

春夏では“アンゴラ山羊の毛=モヘア” や、“麻=リネン” が混紡された素材が涼しさや通気性といった観点からおすすめで、

 

秋冬などはカシミヤ混紡の生地や、起毛しているフランネルなどで季節感が表現できます。

 

 

 

この中でも、春夏でよく使われるオススメ素材、モヘアを詳しくご紹介しておきましょう。

 

(参照:knittingbird)

 

 

◆そもそも、、〝モヘア〟って何?特徴は?    から入りたいと思います。

 

 

生糸のような独特な光沢をもち、毛足が長いことによる通気性がよくなるのが特徴で、繊維の腰が強いという利点もあります。

 

逆に欠点は抜けやすく、静電気が起きやすいところがあります。

 

 

広い定義でいうと、羊・山羊・アルパカ・ラクダなどは全て「ウール」に属していると言えます。

 

その中でも繊維としては、羊を「羊毛(ウール)」(毛を紡績して加工したもの)、

 

アルパカや山羊を「獣毛(ヘアー)」(獣毛の風合いをそのまま活かしたもの)と分類し、

 

アンゴラ山羊の毛が元になるモヘアは厳密に言えば獣毛(ヘアー)になります。

 

 

アンゴラ山羊の毛は 1インチ(約2.5cm)/月 に伸びると言われ、年2回春と秋に刈り取りされています。

 

もともと毛色が豊富なことに加え、染色性も高いことから非常に様々な色が表現できるのも特徴の一つです。

 

 

 

 

◆ウールとモヘアの違いをもっと詳しく専門的に

 

 

ウールはモヘアと同じく毛の表面にスケール(キューティクル)と呼ばれる、うろこ状のヒダが存在します。

 

高温多湿の地域の場合では、そこから湿気を放出しその気化熱で涼しさを確保することが可能になります。

 

さらにモヘアと違い、ウールは糸自体に熱があるため縮れによって生じるスペースに空気を含むことが可能。

 

これにより保温効果も促すことができる素材になります。

 

 

一方のモヘアは、ウールに比べキューティクルのヒダがそこまで逆立っていないのが違いの一つ。

 

通気性に優れるのも、このあたりが影響してきます。

 

さらにチクチクとした感覚もさほど感じられず、そのうえ獣毛の中でもっとも堅牢な繊維とされています。

 

強度はスチールよりも上と言われ、“ダイヤモンドファイバー”なる別名も存在。

 

さらに吸湿性に優れているため汗や蒸れも防げ、そのポテンシャルはウールの2倍以上と言われています。

 

 

上がウール表面を顕微鏡で拡大した画像、下がモヘアになります。

 

 

 

四季を彩るスーツ地ですが、今回の連載では主に夏に焦点をあてご紹介してきました。

 

そして、これら織りの違い、目付けの違い、素材の違いを理解したところで、

 

スーツに限らず服を買われるときに、きっと見方が違ってくるのではないかと思います。

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