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四季を彩るスーツ地 ~目付け編~

2018.05.17 スーツ知識・薀蓄 スタッフダイアリー

四季を彩るスーツ地 ~目付け編~

昨日は店休日でした。

 

いよいよ暑くなってきましたので髪を切りに行ってきました、ロードハウス 松浦です。

 

 

っと、どうでもいい話からスタートですが、今日は内容が難しいので、

 

冒頭はあっさりしておきます…(^_^;)

 

 

 

前回のブログではスーツ地でのシーズン性の違いを決める、以下3点を挙げています。

 

①織り方による違い(前回ブログ>>四季を彩るスーツ地 ~織り方編~をご覧ください)

 

②目付けによる違い(重さ)

 

③素材による違い

 

 

 

 

この中から今回は、②目付けによる違い(重さ)編 です。

 

 

 

『目付け』とは、、

 

簡単に表現すると、巾150cmの生地、1mあたりのウールの量(重さ)を表している単位で、

 

このグラム数によってシーズン性を出すこともできます。

 

 

 

 

 

近年では、大まかに「~230gまで=夏物」「280g以上=冬物」などと言われたりもされています。

 

(240~250gなら春夏をメインとした合物、260~270gなら秋冬をメインとした合物ってな具合ですかね…)

 

 

しかし、これはあくまで“基準”にしかすぎませんが目安として覚えておくといいでしょう。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

皆さまよく目にする生地バンチに貼ってある品番シールです。

 

上から、、

品番、SUPER表示、素材、目付け、ブランド名となっています。

 

今後店頭で生地を選ぶ際、チェック入れてみましょう!!

 

 

 

 

・・・っと、今回の第2段はここで話が終わります。

 

 

 

 

 

しか~っし!! これで終わりだと寂しさも出ますので、

 

一概にこれだけでは判断できない、スーツ地の奥深さも軽く紹介しておきましょう。

 

 

 

 

っということで、

 

〝目付け〟を語る上で併せてお伝えしておきたい〝番手〟と〝撚り〟についても少し触れておきます!!

 

 

 

 

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番手について

-*-*-*-*-*-*-*-*-

1kgの一定の重さで1kmの長さを「1番手」とし、その長さで番手の数値が決まります。

 

つまり1kgの重さで2kmの長さになる糸は「2番手」。数値が大きくなると細い糸ということです。

 

細い糸になると軽くなるということは理解いただけると思います。

 

 

 

ここで、、よく番手と誤解を生んでいる文言があります。

 

スーツ地(ウール)に使用されている、〝SUPER ○○0’s〟表記です。皆さんご存知かと思います。

(SUPER110’s や、SUPER120’sなんかは、よく見かけますよね。先に出てきた画像にもありました。)

 

 

よく誤解を生み、質問を受けるのがこの〝SUPER 〟と〝番手〟の違いです。

 

 

どちらも糸の細さ??と、混同されている方が多いこの2種の表記ですが、

 

(ここの説明を始めると、なが~くなってしまい一向に先には進めませんので今回は割愛します・・・)

 

 

★〝Super ○○0’s〟=原料の繊維そのものの太さ細さ

 

★〝番手〟=糸の太さ細さ   なんです。

 

店頭で見る現物生地やバンチBOOKなどには、〝Super ○○0’s〟表記が多いと思います。

 

 

(国際羊毛繊維機構で定められています。)

 

正直番手は、わたくしどもが生地メーカーとの商談時にくらいしか出てこないキーワードでもあります。

 

 

 

なぜ目付けを語る上で番手を知っておいて欲しいか…それは、

 

生地の巾150×100センチ四方の中で織られているは縦糸と横糸で織った糸の本数です。

 

当然、多ければ多いほど重量も重くしっかりとした良い生地になりますが、

 

しっかりしすぎて固くなりやすいのも事実で、一概に本数が多いほど良いとは限りません。

 

 

糸の番手と、この打ち込みの本数で生地の重量も変化してくるんですよね。。

 

 

今回はこれくらい覚えておいていただければ幸いです!!

 

 

 

 

では次に、、

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撚りについて

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糸には基本〝撚り〟(糸をネジっていること)がかかっています。

 

ここも細かく説明するとなが~くなるのですが、

 

糸一本で撚っている「単糸」と、単糸を2本で撚る「双糸」がスーツ地で使われる代表撚りです。

 

 

 

撚りの回数を少なく甘くすると、生地は柔らかさが出来ます。重さは軽いです。

 

撚りの回数を多くしていくと、生地にはハリコシが出てかたさが出来ます。

重さも重くなり、強撚糸とも言います。

 

 

 

イタリア産の生地は横糸に単糸を使用ししなやかさやが表現されます。

 

イギリス産の生地は縦糸横糸共にに双糸を使用しハリコシの強いものが多かったりします。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(双糸です。一本の糸の撚りをほどいてみました。2本が1本になっているのわかりますよね。)

 

 

 

 

 

っとこのように、

糸の番手(太さ)とこの撚りと、そして打ち込みの度合いで〝目付け〟が決まるのです。

 

 

どうですか?ちょっと専門的でマニアックでしょ。

 

 

 

 

今日メインでお伝えしたのは、〝目付け〟ですが、

 

〝SUPER〟表示、〝番手〟、〝撚り〟、

 

こちらもスーツを選ぶ上での重要なキーワードになりそうなことは薄々気づかれたかと思います。

 

 

 

今回はさわりだけのご紹介でしたが、

 

今後詳しく書いていきますので、興味のある方は楽しみにお待ちください!!

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