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ロードハウスのスタンダード縫製。

いい物を多くの方へ届ける為に。

世の中ではモノのあり方が二極化していると言えます。
大量生産される規格品と、手間ひまをかけてつくられる高価な一点もの。
ロードハウスのスタンダード縫製ではちょうどその中間とも言える、手工業で中量生産される
セミハンドメイドスーツです。

私達の作るスーツを考えた時に量産品と考えるとどこか違和感があったのです。
かといって完全な「手しごと」でもなく、(作家の)作品でもない。
工場で量生産される工業品(プロダクト)と、職人がつくる工芸品のちょうど間くらいと言えるでしょう。
職人さんたちが手工業の範囲で作っているので、私達はそれを中量生産と言っています。

手工業とは、手を使い機械や道具を使って行われる生産手段のことで、昔ながらの素材や技を活かしながらも、伝統の継承や手仕事であることにはこだわらず、工業技術を取り入れて、今、この時代に合った、質の高い物作りを考えています。

いい物を多くの方へ届ける為に。

いざ鳥取へ!!

今回、私たちはスタンダード縫製をお願いしている数社ある取引先の提携工場の一社に、スーツが仕立て上がるまでの流れを店長の河内とカメラマン兼ライター役として私、山内が仕立ての現場のお話を聞きに鳥取の提携工場まで足を伸ばしてきました。
場内は縫製センターの河村さんがナビゲートして下さいます。
私達が肌で感じてきた事を縫製の流れと共にご覧ください。
(このページも短くまとめたつもりですが、長文になっておりますので、ご覧になる際は片手にコーヒーと余裕あるお時間をご用意下さい。)では!!

いざ鳥取へ!!

オーダーの基本をご存じですか?
まずはパターン修正工程。

テーラーが揃えた生地とボタンの検品を終えるとまず、オーダー依頼書の内容に合わせて型紙を修正していきます。
CADデータの中には各テーラーごとの好みを反映させた基本パターンが入っています。
このスーツのベースのシルエットやデザインなどは各テーラーごとの胆となっておりますので、HP上の写真や店頭で実際の作品の見本をご覧いただき、見た目と感覚などで選んで頂く事になります。
(ここがオーダーの基本ですので、目指したい方向性と合っているテーラーさんを見つける事が一番大切です!)
そして、オーダー製品ですのでお客さんの希望するデザインや体のクセに合わせて修正を入れていきます。

オーダーの基本をご存じですか?


生地への型入れをします。

修正したデータを基に生地にパターンを納めて行く工程です。無地であれば無駄なくパターンを納めるだけですが、格子柄や太いストライプ柄などは柄合わせが必要になってきます。
写真の様はレーザーで照射されるパターンをコントローラーを使って柄のポイントを合わせている様子です。
スーツの柄合わせの基本は顔元のラペルが基軸になります。
上着のラペルの柄の出方を基準にワンパーツづつ縦横の柄を合わせています。


裁断工程に進みます。

通常の裁断はCAD、CAMという機械で入力したデータを一発で裁断した形で出力出来るのですが、
一部の超細番手の繊細な素地や生地の寸法のタイトな物はCADで出力したパターンを手で生地に記入し手で裁断されています。
こうなってくると、イタリアで見てきたサルトと同じ手作業の連続です。

サステイナブルな取り組みも。

スーツを作る際にはどうしても裁断クズが出てしまいます。
少しでも環境に配慮した取り組みとして私達の縫製先では、残布は再度細かく分別裁断して、肩パットなどの副資材に生まれ変わらせる取り組みをしています。
物を作る上ではどうしてもゴミは出てしまいますが、それでも少しでも少なくする努力は大切ですね。

サステイナブルな取り組みも。

神は細部に宿る。
小物の仕立て工程です。

細部のポケットのフラップなど繊細な部分は職人さんの腕で仕立てられています。
ここで仕立てのポイントを一つ。
ポケットのフラップを表から見て、裏地が覗くのは良くありません。
「出し入れ」や「控え縫い」と言う仕立て方で、裏地を表生地より気持ち小さく仕立てる事で表に裏地を覗かせる事なく仕上げる事が出来ます。
襟やラペルなどもそうなのですが、縫い目の裏側を見せない高度なテクニックです。
仕立てのレベルは細部を見ていく事で計る事が出来ます。

神は細部に宿る。


ボディーへの組み付けをして行きます。

先ほど仕上げたポケットのフラップとポケットの中袋をボディーに止めていきます。
通常職人さんがそれらの部品を止め付けて、切り込みを入れて表にひっくり返す玉縁ポケットの作成時間は片側約5分ほどかかると思いますが、ここはハイテクノロジーミシンの活躍で、セットすると20秒ほどで仕上げてしまいます。
早いですし、正確な玉縁の口を整形しますのでここは機械に軍配があがりますね。
機械に任せましょう。


芯地の仕立てです。

立体的なスーツを作る上で欠かす事の出来ない中芯ですが、接着、ハ刺し問わず機械で止め付けられています。
フルハンドメイドのスーツであればハ刺しなどはラペルをロールさせた状態で、一針一針手で止めていますが、ここの工程は正直、機械ですので厳密に言えばラペルのロール感はフルハンドには及ばない部分ではないかなと個人的には思います。
ですが、膨大な時間というコストのかかる部分でもありますので、そのバランスを考えると意見が分かれる所ではないでしょうか。


しつけ止めの段取り工程です。

ボディーの本縫いに入る前の工程で、表生地、芯地、見返し裏地と重ねてしつけ糸で仕上がりのラペルのロール状態をイメージして、
表と裏の生地のダブらせ方を調整する大変重要な工程です。
素材の厚み、柔らかさなど素材特性に合わせてラペルのロールをコントロールしていますので熟練を要する部分です。
(たびたび登場している「ロール」という言葉ですが、襟から第一ボタンを繋ぐ線の事を指しており、ふんわり優雅にロールさせる事で洋服に立体感が生まれ、いいスーツの条件として上げられるポイントです。)
今の所この感覚は人の方が機械より優れているようです。


ボディーと袖の本縫いをおこないます。

ボディーや袖の本縫いは、ほぼ機械にセットすればOKです。
ドンドンセットすればドンドンくっ付いていきますのでドンドン貼っていきましょう。布の塊りが出来ていきます。
(最先端の特殊ミシンにはウエストのラインや肘の曲線などに合わせたゲージが用意されており、糸調子を調整しながら人間以上に元のデザイン通りのラインだしとシルエットを再現する事が出来ます。)
ですが、最後は人が縫い代の割ったり、倒したり、体の形に成形したりというアイロンワークで布の塊りをスーツのフォルムに変身させていきます。
アイロンも熱を吸引するバキュームというフットペダル式の特別な装置が付いており、バキュームのかけ方で素材へのアイロンの熱の入れ方を微調整しています。
スーツは縫いとアイロンで形作られている事が良く分かります。

裏地の本当の役目。
裏地の止め付けをします。

先ほど仕立てた表生地と裏地を止め付けています。
裏側の見えない所だから機械でもと思われる方もあると思いますが、着る物の機能としては直接体に触れる面が重要です。
本来裏地の意味も着る側の人間を快適に滑りを良くしたり、縫い代のゴロツキをカバーする目的で付けられています。
人が触れる機能の部分だからこそ人の気持ちが分かる人が直接触れながら仕立てる事で、着心地のクオリティーを維持しています。

裏地の本当の役目。


袖付けをします。

上着の中で一番可動域の広い部分ですので、着心地を左右する部分でもあります。
写真でもお分かりの通り、まず白いしつけ糸で一度袖を借りに止めて、「イセコミ」のバランスを調整してから取り付けます。
(イセコミとは生地に縫い糸を通し、縫い糸を縮める事で細かなシワを作り、立体感を作ったり、サイズを微調整するテクニックです。)
袖付けの原理として起点となる身頃側のアームホールを小さくして、袖側を大きくする事で可動域の広い服を作る事ができます。
ですが、小さい身頃側と大きな袖では取り付ける事ができません。そこで、「イセコミ」で大きな袖を身頃側の小さなアームホールに合わせる目的で「イセコミ」が入れられています。
想像は付くと思いますが、サイズが違う物を取り付けますのでシワなく美しく取り付けるにはそれなりのテクニックが必要です。


まとめ工程です。

この後の工程になると、ほとんどが手作業です。
裏地の細部の止め付け、ボタンの取り付けなど一針づつ行われています。


最終検品で出来上がりです。

しつけ糸も抜かられ、縫いの状態やパットの納まり、アイロンジワなど人間の目で確認していきます。
ノボリも綺麗に立体的に収まりましたね。
(ノボリとは、襟元から肩先に向かう線の事で、この線が首元に沿う事で上着の重みを首と肩に分散し、着やすさと洋服の美しさを測るポイントとして洋服好きの方が見るポイントです)
この後、別に仕立てられたパンツとベストがセットされて私たちの元へ届けられます。

現代に合ったクラフトマンシップとは。

スーツが仕上がるまでの流れ、いかがだったでしょうか。
技術が進んでも、見本となるいい技術が無ければいい物は作れません。
今回、お邪魔させて頂いた縫製先では、技術を継承するために、年に一度縫製のコンテストが開かれれています。
裁断から仕上げまで、一人で行い、最終の仕上がりを競います。
服作りを知った上で、効率よく仕上げる為のミシンや設備を自社で開発されている姿勢にはある意味、本当の現代に生きたクラフトマンシップを感じました。
国内で、このような取り組みを継続的に続けて行けるように私たちも非力ながらお応援していきたいと思います。
長文でしたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
今回、快く撮影にご協力いただ行きました縫製先のみなさん、ありがとうございました。

現代に合ったクラフトマンシップとは。

縫製についてもっと詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。

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STAFF INTRODUCTION
スタッフ紹介

お客様を担当するのは、豊富な知識と
経験はもちろん、所作を心得たスタッフです。

AKIHIRO KAWACHI

ストアマネージャー/シューフィッター

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AKIHIRO KAWACHI

ストアマネージャー/シューフィッター

河内 昭宏 / AKIHIRO KAWACHI

延べ1万人以上のお客様を採寸してきた経験から、
あなたに最適なご提案を致します。雑談を含め
ゆっくりとお話しを聞かせていただくところから始めましょう。

ー スーツをご提案する際に大事にしていること
お客様一人一人との対話( Bespoke )から、お客様に最適なスタイルを確認する事から始めています。
自分自身が着たい、友人に着せたい想いから、お客様に本当に似合う色柄とサイズ感をご提案しています。是非、一度お話しを聞かせてください。

ー PROFILE
岡山県出身。1997年入社。バイヤー時代に素材の良し悪しを見抜く目と、お客様に最適な素材提案を習得。プライベートではロードバイク、ジム、ゴルフが趣味です。

FACEBOOKはこちら → https://www.facebook.com/akihiro.kawachi

KAZUYA YAMAUCHI

バイヤー/上級洋服技術士

KAZUYA YAMAUCHI

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KAZUYA YAMAUCHI

バイヤー/上級洋服技術士

山内 和弥 / KAZUYA YAMAUCHI

その人に合わせた最適なサイズ感を話し合い、
着る楽しみを大切にしたいと考えています。
長く着て頂ける1着を共に作り上げましょう。

ー スーツをご提案する際に大事にしていること
学生時代より洋服を勉強し、洋裁技術上級を取得しています。
洋服のパターン作成から縫製、仕上げまで習得していますので、その経験を活かし、
お客様に最適なサイズ感をご提案したいと思います。
ですが、技術以上に、良い服を作る上では着る人の事を知る事が大切です。
是非一度、お話をお聞かせ下さい。


ー PROFILE
岡山県出身。服飾専門学校卒業後、大手アパレルメーカー勤務。その経験を活かし、ロードハウスへ入社。プライベートでは模型作成、車、DIYが趣味です。

DAISUKE AKAO

フォーマルスペシャリスト

DAISUKE AKAO

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赤尾 大輔 / DAISUKE AKAO

お客様と話をしながら作り、
喜んでもらえる1着にしたいと考えています。
気軽に声をかけてください。

ー スーツをご提案する際に大事にしていること
お客様が想っている事を形にしていき、喜んでもらえる事を大事にしています。
長年のアパレルでの経験を生かし、細部にまでこだわった素敵なスーツを提案します。
いっしょに、長く着て頂ける、素敵なスーツを作りましょう。

ー PROFILE
岡山県出身。1993年入社。入社後、アパレル部門で、営業・バイヤー・MDを経験。
その経験を生かす為に、満を持して「ロードハウス」に加わりました。よろしくお願いします。
プライベートでは、ドライブ・旅行が好きです。

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